オーストラリアにワーホリできたはいいものの、仕事探しで苦戦される方も多いのではないのかと思います。そこでお勧めしいたい働き方がUberEatsです。英語を使わないから嫌だと思う方もいらっしゃるかと思いますが、そんなことはありません。配達先のお客様や、配達待ちをしている同僚等、英語を喋る機会は自分で作ることができます。しかも、物価が高いオーストラリアなので、配達の報酬も高額になります(時給換算で約20$前後)。また、UberEatsにはクエストというものがあり、特定の条件を達成することで報酬が上乗せされます。上手くいくと時給30$越えすることもあります。
仕事が学校があっても、隙間時間で稼ぐことができるので、始める価値は十分にあると思います。
ただし、UberEatsを始める迄に、いつくか面倒もあります。
それらを吟味して、自分のライフスタイルに合うかを判断していただけると良いかと思います。
UberEatsを始めるために必要なこと
ABNを取得する
ABNとは、Australian Business Numberの略で、日本で言うところの個人事業主に当たります。
ABNを取得すると、収入がなくてもタックスリターンをする義務が発生しますが、やっぱり辞めたいと言う場合にはキャンセルすることもできます。
申請もオンラインから無料でできます。
やり方はこちらの記事を参考にしてみてください。
UberDriverの登録
UberDriverの登録はこちらのからできます。
UberDriverの登録を完了するためには、National Crime Check (NCC) を受ける必要があります。これの手続きが少し面倒で、以前住んでいた住所を英語で記載する必要があります。また、手数料として$40がかかります。また、IDとオーストラリアの住所を証明できる書類を提出しなければいけません。
何事もなければ、申請から1-2営業日程度で申請に使用したメールアドレス宛に結果が届きます。
手数料無料で始めたいのであれば、DoorDashがお勧めです
その代わり、UberEatsの場合、手数料がかかる分、初期装備が充実しています
その他にも、オンラインでの安全講習や個人情報の入力等が必須となります。
移動手段の確保
UberEatsの配達手段として、車・バイク・自転車から選ぶことができます。
一番初期費用を安く始められるのは自転車ですが、田舎に住んでいる方やガッツリ稼ぎたいと言う方は車やバイクの方が効率が良いでしょう。
私は、シティに住んでいて、別の仕事もしていたので、交通手段としても便利な自転車を選択しました。
自転車でフードデリバリーをするなら、個人的にはe-bike一択です。
特にメルボルンは坂が多いため。普通の自転車では長時間働くのがしんどいです。
私はZoomoと言うサービスを利用していました。こちらは、プランにもよりますが週70$程でレンタルができます。3-4時間働けば元を取ることができます。
また、ヘルメット以外の装備(ライト等)が揃っているので、すぐに始めることができます。
尚、UberEatsやDoorDashのアカウントを見せることで、特典を利用できるますので、アカウントを既にお持ちの方はご利用することをお勧めします。
オーストラリアには、Zoomo以外にもLug+Carrie等様々なレンタルサービスがありますので、ぜひ比較検討してみてください。
乗り物に関してかかる費用は経費として申請することで、税金を抑えることができますので、領収証等は管理するようにしておきましょう
実際の配達手順
アプリの起動
諸々の準備が完了したら、実際に配達を始めてみましょう。
まず、UberDriverアプリを起動します。
『GO』をタップ
『GO』を押すことで開始できます
初め手間もない方は、この時に自転車のコンディション確認をするように指示されます
指示通りに、ヘルメットを着用してセルフィーを撮影して、諸々の装備を確認しましょう
完了したら、再度『GO』をタップしてデリバリーを開始しましょう
通知を待つ
開始したらあとは通知をひたすら待ちます
マップ上にオレンジや赤でビジーエリアが表示されるので、ただ待つだけでなく注文が多いエリアへ移動するとより多くの注文をゲットできるかもしれません
注文が入った時の対応
注文が入ると、ポップアップが表示されます
注文内容が表示されるので、内容に問題がなければ『Accept』をタップしましょう
場所が遠かったり、報酬が少なかったり、行きたくない店だったりした場合はオーダーを受けないという選択肢もあります
始めたばかりの頃は、取り敢えず来たオーダーは受けておけば良いと思いますが、慣れてくると、このオーダーは割に合わないなというのが分かってくるので、上手く取捨選択をして高時給を目指しましょう
商品を受け取る
オーダーを受けた後、商品を受け取るために店に向かいます
稀に、UberEats上の店舗名と実際の店舗名が違うことがあります
その場合は、住所を確認するか、注文の詳細に実店舗名が記載されていることがあるので、確認しましょう
店舗に到着したら、店員に注文者名または注文番号を確認して、商品を受け取ります
受け取った際に、UberDriverアプリでも商品受け取りの操作をします
商品を配達する
商品の受け取りが完了すると、アプリに配達先が表示されるので、表示された場所に向かいましょう
オーストラリアの住所は大体『ストリート番号 + ストリート名 + サバーブ名』を見れば分かります
また、ストリート番号が家の壁やゴミ箱に書かれているので、それを目印にしましょう
少し厄介なのが、Unit番号が書かれている時です
この場合、アパートメントかマンションタイプの家なので、指定された部屋を探す必要があります
フロントが施錠されている場合は、部屋番号を入力して呼び出して鍵を解錠してもらう必要がある場合もあります
タワーマンションへの配達は面倒ですが、チップをくれる人も多いイメージですので、面倒臭がらずに配達してみるのも良いかもしれません
配達方法は主に2通りあります
・leave at 〇〇
日本で言う置き配です
商品を指定の場所へ置いて、写真を撮ります
・meet at 〇〇
こちらは手渡しです
指定場所に現れない場合、インターホンを鳴らしたり、メッセージや電話をしましょう
配達完了
配達が完了したら、アプリ上でも配達を完了させましょう
完了すると、報酬額がアプリ上に表示されます
報酬は毎週月曜日か指定の日に、指定の銀行口座に振り込まれます
UberEatsではどのくらい稼ぐことができる?
結論から言うと、平均20AUD/h程度稼ぐことができます
特定の条件を満たすことで、40AUD/h以上を稼ぐこともできます
逆に、何も考えずにやっていると、ほとんど注文が入らずに終わってしまうこともあります
次の要素を参考に計画を立てることで、高時給を目指すことができます
ピークタイム
日や時間帯、気候等によって注文の入りやすさが違うので、ピークタイムを狙うのが良いでしょう
次の条件を満たしている時は狙い目です
・朝(8-9時) – コーヒーの注文が多いので、飲み物をこぼさないように注意しましょう
・昼(11-14時) – オーストラリアは紫外線が強いので、日焼け対策は怠らずに
・夜(18-21時) – 夜間の運転は危険なので、蛍光色の服は必須です
・金土日祝 – 特に三連休になると、注文が多過ぎて困るくらいです
・雨天時 – 自転車が滑りやすくなるので、安全運転を心がけましょう
・気温 – 極端に気温が暑かったり寒かったりする日も注文が多いですが、体調には十分に気をつけましょう
1日で長時間や複数回のデリバリーをする場合には、スマホや自転車のバッテリーに気をつけましょう
クエスト
UberEatsでは、不定期にクエストが開催されます
クエストの内容は人によって異なるので、UberDriverアプリから『Opportunities』を確認しましょう
代表的なクエストとして、『9$ extra by completing 3 trips』というものがあります
これは、配達を3件達成する毎にボーナスとして$9がもらえます
大抵、日時指定で4回限定等の制限がありますが、条件を達成すれば、合計で$36がボーナスで獲得できます
一回のデリバリーで二件配達した場合は、2回としてカウントされるので、クエストがある時には複数注文を多く取ると効率的に達成することができます
チップ
お客様の中には、チップをくれる方もいます
配達する時は、なるべく元気よく笑顔で挨拶しましょう
ただし、チップはあくまで任意なので、期待せずに、もらえたらラッキーくらいに思っておきましょう
複数アプリの利用
オーストラリアでは、UberEatsの他にもDoorDashやHungryPanda等のフードデリバリーサービスがあります
複数アプリを同時に起動しておくことで、待ち時間をなるべく少なくすることができます
まとめ
参考までに、私の場合は、デリバリーとは別でパートタイムの仕事をしているので、仕事がない時の隙間バイトとして利用していますが、大体週8-10時間で$150-300は稼ぐことができています。
日中は暑いので、仕事が休みの日の夜18-22くらいにやっています。
途中で家に帰るのは面倒なので、デリバリーを始める前に充電・食事・水分補給・トイレ等は済ませておくと良いです。